こんにちは、わびさびです。
年金制度って難しい用語も多くて仕組みがわかりにくいですよね。
「国民年金」、「国民年金基金」は名前がほぼ同じなので一緒でしょ?と思っている方も多いのではないでしょうか。
実は全く別物です。この記事ではファイナンシャルプランナー2級の資格を持っている筆者が「国民年金」、「国民年金基金」の違いについてわかりやすく解説します。
日本の公的年金の種類
公的年金とは国が「みんな入ってくださいね」と強制している年金です。
国民年金と厚生年金の2種類があります。さっそく国民年金が出てきましたね。
国民年金は20歳以上60歳未満のすべての人が入る年金です。
厚生年金は会社員や公務員が入る年金です。
どんな人がどの年金に入るかを表した図です。国民年金はみんなが入るのがわかりますね。会社員や公務員は国民年金に加えて厚生年金に入ります。
国民年金基金
「あれ?それで国民年金基金はどこで出てくるの?」と思いますよね。
会社員や公務員は厚生年金に入るので年金が多くもらえますが、自営業者は少なくなってしまうじゃないか!ということになります。
そこで出てくるのが国民年金基金です。
「国民年金だけじゃ足りない!」という自営業者は国民年金基金に入ることができます。
先ほどの国民年金、厚生年金は公的年金で強制的に入るものでしたが、国民年金基金は私的年金であり、任意で入れます。任意というのは、入りたい人は入る、入りたくない人は入らない、と選べるということです。また、払う金額(掛け金)も調整できます。
まとめ
日本の年金制度の基本と国民年金、国民年金基金の違いを解説しました。
名前は違いますが全く別物ということがわかりました。国民年金はみんなが強制で入る年金、国民年金基金は自営業者が任意で入る上乗せ分の年金です。
それではお付き合いありがとうございました。
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