こんにちは、わびさびです。
前回の記事では第1号被保険者、第2号被保険者、第3号被保険者の違いについて解説しました。
20歳以上~60歳未満のすべての人が国民年金に加入していることがわかりましたが、どうやって国民年金の保険料を払うのでしょうか?
ファイナンシャルプランナー2級の資格を持っている筆者が、年金初心者の方にもわかりやすく解説します。この記事を読めば年金初心者でもどのように国民年金の保険料を払うのがお得かについてわかります。
(2021年6月26日の時点の内容です。)
国民年金の保険料
2号被保険者(会社員、公務員)は厚生年金の保険料でまとめて払っています。給料から引かれているので自分で手続きすることはありません。
1号被保険者(自営業、学生など)は自分で払う手続きをしなければなりません。
国民年金の保険料はいくらでしょうか?年度毎に決まっています。
令和3年度:毎月16,610円
令和4年度:毎月16,590円
国民年金保険料の払い方
1号被保険者の方は納付書が来ると思います。払い方は3通りあります。
納付書で払う
届いた納付書を使い、銀行、コンビニ、電子納付(Pay-easy)などで払います。
口座振替で払う
銀行などの口座から振替できるように申し込みます。
銀行か年金事務所に書類を提出します。
必要なもの
- 国民年金保険料口座振替納付(変更)申出書兼国民年金保険料口座振替依頼書(金融機関や年金事務所の窓口にも備え付けてあります。)
- 基礎年金番号のわかるもの(年金手帳や納付書など)
- 口座番号のわかるもの(預(貯)金通帳またはキャッシュカード)
- 届出印(通帳に使っている印鑑)
クレジットカードで払う
おちかくの年金事務所に申し込みをして、クレジットカードで払えるようにします。
必要なもの
- 国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書(年金事務所の窓口にも備え付けてあります)
- 基礎年金番号のわかるもの(年金手帳や納付書など)
- ご利用になるクレジットカード
- 国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書(被保険者とカード名義人が異なる場合)
この中でどれがお得でしょうか?
国民年金保険料の割引
国民年金の保険料は払い方(納付書、口座振替、クレジットカード)と前もってまとめて払うかで割引があります。
前もって一定の期間分をまとめて払うことを前納といいます。
下の表に割引額をまとめました。
現金とクレジットカードは同じ保険料になります。
口座振替で2年前納が一番割引が大きくなりますね。
ここで注意したいのが、クレジットカードはポイントがつきます。
筆者は楽天カードを使っているので、500円あたり1ポイント(1円相当)が付きます。以前は100円あたり1ポイントでしたが、2021年6月から減ってしまいました。
楽天カードの場合、クレジットカード払いと口座振替とどちらがお得でしょうか?
楽天カードの場合はポイントを含めても口座振替の方が少しお得ですね。
みなさんのお使いのクレジットカードの還元率(どれだけポイントがつくか)を確認してみてください。計算すると還元率0.328%以上であればクレジットカードの方がお得になります。
まとめ
国民年金保険料のお得な払い方についてまとめました。
口座振替の2年前納が一番お得です。
ただし、クレジットカードのポイントも含めると、国民年金保険料の支払いの還元率0.328%以上であれば、クレジットカードの2年前納が一番お得になります。
みなさんもお持ちのクレジットカードの国民年金保険料の支払い還元率を確認してみてください。
それではお付き合いありがとうございました。
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